金融用語集

キャッシュフロー
キャッシュフローとは、企業が一定期間活動した際に発生するお金の流れを意味します。
キャッシュフローは、利益の発生元を示す「キャッシュインフロー」と資金の用途を示す「キャッシュアウトフロー」の2つで構成されています。企業の経営状況を評価する際にキャッシュフロー計算書を作成するのが一般的です。

キャッシュフロー計算書は、本業事業における資金の増減を指す「営業活動キャッシュフロー」、設備投資や株、証券及び固定資産の売買に伴う資金の出入りを示す「投資活動キャッシュフロー」、そして、「財務活動によるキャッシュフロー」の3つの活動に区分されています。各区分ごとのキャッシュインフローからキャッシュアウトフローを引いた値がプラスかマイナスかで企業の経営状況を判断することができます。
例えば、営業活動キャッシュフローがプラスであれば営業状況が良好であり、投資活動キャッシュフローがマイナスであれば、設備投資に積極的であると言えます。また、財務活動キャッシュフローがマイナスである企業が優良企業であると判断するのが一般的です。現金だけでなく株や証券などの現金同等物の流れも示されていることから、会計上の利益からは判断できない、企業の状況を把握できる重要な指標であると言えます。

文責:グランネット

2020年10月末日現在の情報を元につくられております。