金融用語集

ベンチマーク
ベンチマークとは、元は測量業界において、高低差や位置の基準点や水準点という意味で使われていた言葉です。金融業界や投資分野においては、ベンチマークは投資商品を評価する指標として用いられることが多く、市場平均と同じ意味で使われています。

株式投資の場合、銘柄や投資信託の収益性などを評価するために使用され、ベンチマークを上回る、下回るといった風に使われます。ベンチマークは絶対的な水準ではなく、収益性を評価する指標であり、あくまでも目安です。

ベンチマークは投資信託によって異なり、ベンチマークを設けていない投資信託もあります。どのような指数をベンチマークとしているかを知るには、投資信託説明書(目論見書)や運用報告書を確認します。
数多くの日本株ファンドがベンチマークにしているのが、日本取引所グループが算出する東証株価指数、通称TOPIXです。TOPIXとは、東証1部に上場するすべての銘柄の時価総額を、実際に取引可能な浮動株の比率を加味した上で指数化したものです。 ベンチマークを見れば、どんなタイプの投資信託かが大まかに分かるとされています。投資信託の運用実績をベンチマークと比較する際には、数年単位など、ある程度長い期間で比べることが大切です。

文責:グランネット

2020年10月末日現在の情報を元につくられております。