金融用語集

レバレッジ
レバレッジとは、借入金や債権などの他人資本を利用し、少ない自己資本で大きな資本を動かすこと、またはそのやり方を意味します。
レバレッジの本来の意味は、小さな力で大きな物体を動かす「てこの原理」です。長い棒と石などでテコの原理を利用すれば、力の弱い人でも大きな岩を動かせることになぞらえて、少ない元手で大きな投資資金を動かすことをレバレッジと呼んでいます。

レバレッジには、投資効率が高まるというメリットがあります。100万円を元手に借入金や債権などを活用して、200万円の他人資本を集めることに成功すれば、自己資本と合わせて300万円、すなわち元手の3倍の投資資金を動かすことができます。金額が2倍になるため、投資によって得られる収益も3倍になり、元手に対する収益率が高まります。しかし、発生する損失も収益と同様に元の3倍になり、リターンだけでなくリスクも上昇するため注意が必要です。

レバレッジの活用事例として代表的なのがFXです。
外国為替証拠金取引と日本語で呼ばれるFXでは、取引会社に預け入れたお金を証拠金としてレバレッジを掛けた取引が可能です。日本のFX会社の場合は、最大で25倍までのレバレッジが認められているため、100万円の証拠金を用意すると2500万円まで動かせます。

文責:グランネット

2020年10月末日現在の情報を元につくられております。