金融用語集

医療保険
医療保険とは、病気の時に治療費の一部または全額を出してもらえる制度です。

医療保険は、公的医療保険と民間医療保険の2つに分けられます。日本国民は必ず公的医療保険に加入することになっており、それを「国民皆保険制度」といいます。病気や怪我に備えてあらかじめ保険料を出しておき、医療費の支払いに充てる仕組みになっており、いざという時にお互いの医療費を支え合う仕組みとなっています。公的医療保険には、組合健保(企業に勤めている人やその扶養家族)、共済組合(公務員)、国民健康保険(自営業)、後期高齢者医療制度(75歳以上)、その他船員保険、日雇い健康保険などがあります。

国民皆保険制度のおかげで保険証を1枚用意すれば、いつでも、どこの医療機関でも受診することが可能なので、誰でも平等に医療行為を受けることができます。
ただし、全ての医療行為が公的医療保険でまかなわれるわけではありません。例えば、最先端医療(先進医療)、美容整形、近眼手術のレーシック手術などは全額自己負担となります。特に先進医療は高額となるため、民間医療保険に入る人も多いのです。

病気や怪我というものは予測することができないため、公的医療保険を基礎として、カバーできない部分を民間医療保険で補う人もいます。

文責:グランネット

2020年10月末日現在の情報を元につくられております。