金融用語集

養老保険
養老保険とは、生命保険の一種で、満期になった時、または被保険者が死亡した時に保険金が支払われる保険です。
満期(保険の契約が切れる日)になる前に被保険者が死亡した時には死亡保険金が支払われます。しかし、満期の時点でまだ被保険者が生存している場合には、死亡保険金と同じ金額の満期保険金が支払われるという仕組みです。
養老保険は、積み立て貯金の代わりとみなし、満期になった時はお金を受け取ることができる、その上にいざという時の死亡保険がついているということで、老後のために資金を積み立てておきたいけれど家族のために死亡保険もかけておきたい、という時に便利な保険です。

安い定期保険の場合、死亡保険金はもらえるけれど満期になった時にお金が返ってこない、または返って来ても少額ということがあります。養老保険の場合、満期になった時にまとまったお金がもらえるため、老後の備えとして受け取ることができます。また、途中解約した時の解約払戻金も高額なので、失職や病気などで急にお金が必要になった時の資金として利用できます。

デメリットとしては、通常の定期保険より保険料が高額になることがあります。また、養老保険はあくまで保険なため、資金運用としては使いにくいでしょう。金利が高くない現状では、養老保険は利回りが良いとは言えず、支払う保険金の方が満額時の保険金より高くなることもあります。両方の金額を計算し、どれほど返って来るのか事前に確認しておく必要があります。

文責:グランネット

2020年10月末日現在の情報を元につくられております。