金融用語集

VIX指数
VIX指数とは、ボラティリティインデックスの略で「S&P500」の値動きの激しさを表す指数のことです。
シカゴオプション取引所のCBOEが算出している指標になります。

一般的に、株価は投資家心理が安定していると変動幅が狭く、不安定だと変動幅が大きくなります。暴落した直後に株価が急回復する事は実際によくあることです。
投資家が、将来の平均株価が安定していると思っていればVIX指数は低くなりますが、反対に暴落する可能性が高いと思えば指数は高くなるという特徴があります。
このような性質からVIX指数は恐怖指数と呼ばれることもあります。

VIX指数の金融派生商品としてシカゴオプション取引所にて先物としても取引されています。
VIX指数は精算の期日が決まっており、期日の日の指数がどうなっているかによって精算をします。

株価は好景気で企業の収益が高くなると上昇し、不景気になると低迷します。
しかし時には、予測できない突発的な激しい動きをする事があります。実際のVIX指数の値動きはとても激しく、特に市場が混乱すると急上昇し、落ち着くと急低下します。
しかしその一方で、動きの激しさから短期間で利益が出せるチャンスもあります。VIX指数は、一攫千金を狙う投資家にとても人気のある取引です。

文責:グランネット

2020年10月末日現在の情報を元につくられております。