投資信託選びはまず目的をはっきりさせてから!

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投資信託は、運用をファンドマネジャーに任せることができ、月々少額で投資できることから、比較的初心者でも手軽に始めることができます。そのため資金の運用を検討する際に投資信託を選択する人も多いでしょう。
しかし投資信託には色々な種類があります。どのファンドを選ぶのか迷ってしまうかもしれませんが、まず大切なのは投資目的をはっきりとさせることです。投資目的によって投資信託を保有する期間が決まり、購入するファンドが変わります。

 

日本人は目的を決めない傾向が強い?

多くの人は資産運用に銀行の預貯金を活用しているでしょう。手元にお金を残さず、ただなんとなくいつか必要になった時のためにと銀行にお金を預け入れているという人もいるかもしれません。
しかしこのように目的をはっきりと決めない傾向は、何も投資信託を購入する理由に限ったことではありません。
例えば日本人が貯蓄する目的は、その多くが「病気や災害に対する備え」という漠然とした理由です。しかし資産運用の先進国であるアメリカの場合には、投資信託を購入する目的として「老後資金」のためという人が圧倒的に多くいます。
次が子供の「教育資金」という目的になっており、何も目的を持たずに購入する人はいないようです。

 

目的をはっきりさせることは資産の効率運用化に繋がる

アメリカのように投資目的をはっきりさせることで投資信託の保有期間の目途を立てることができます。運用のゴール地点の目安があることで、効率的な運用が可能です。
ゴールの見えないマラソンはいつまで走り続ければ良いか、途中で挫折しそうになるでしょう。しかしゴール地点が決まっていることで、そこに向けて走り続けることができます。
仮に30代の人が老後の備えとして投資信託で運用をする場合には、30年という期間で資金を固定することになります。
短期的に見れば変動リスクがあるとしても長期的に見ることで高リターンが期待できる「株式ファンド」で積極的な運用も可能になります。

 

ただ資金を寝かせても意味がない

目的を持たない余裕資金を運用するといった状況では、期間が決まらないので安全商品に資金を寝かせておこうとしてしまい、いつまでたっても運用効率は上がらないことになります。
そのためまず投資目的は何なのかを決定しましょう。例えば、住宅資金、教育資金、老後資金といった目的に分類し、それぞれの引き出し時までの運用期間を決定します。
それぞれの運用期間に適した運用方法を選択することで、資産全体の利回りが向上できるでしょう。

 

効率的に資産運用するために

投資信託は投資目的によって保有期間が決まり適したファンドの種類が決まります。購入する目的や資金性格をはっきりさせることは、効率的な資産運用を実現するために重要です。

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