独身が老後に対する貯蓄に焦りを感じる理由は?

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独身の間に貯蓄をしようと、既に十分なお金が貯まっているのに不安を感じる人は少なくありません。
貯蓄がまだできていない人にとっては、独身の間に1,000万円貯蓄できているという話を聞くと羨ましく感じるかもしれませんが、20代や30代の独身者はそのくらいの貯蓄では満足できず、もっと貯蓄しなくてはと焦ってしまう人もいるようです。

 

貯蓄を成功させている人は生活に無駄がない

独身で貯蓄を成功させている人は、当然無駄遣いはせずに、手取り収入の半分以上貯蓄に充てているという人が多いでしょう。
実家暮らしなのか、それとも一人暮らしなのか、収入の高低などによっても異なるでしょうが、倹約した生活であることは間違いないようです。
金券ショップなどで得するチケットやクーポンなどを入手し、洋服や靴などもネットで得するサイトや古着屋を利用するか、ファミリーセールなどで購入するなどしています。
一人暮らしでも食事は自炊し、職場にも水筒と弁当を持参。外食はほとんどせず、無駄な出費を抑えることを心掛けているようです。

 

1千万円程度の貯蓄では不安!と言い切る理由

しかしメディアなどで老後は1億円以上必要だと伝えられることもあり、その度にまだまだ貯蓄が足らないと不安になってしまうようです。
20代などはデフレの時代を生きてきた世代なので、バブルなど景気が良かった時代を知らない世代です。そのため将来の年金に対する不安がより大きく感じる傾向にあります。
このような不安を解消するためには、まず老後にかかる生活資金を明確に示していくことが必要です。

 

老後の収支と受取る年金額は?

総務省が公表している「平成28年 家計調査報告」を確認すると、60歳以上の単身無職の高齢世帯の収入は120,093円で、対する支出は156,404円でした。
単身無職の高齢世帯ということは、一部を除くほとんどが、年金受給を生活の糧にしている世帯と考えられますが、年金だけの生活では3万円以上不足が生じていることが分かります。
今後少子高齢化が加速していけば、将来年金は大きく減額される可能性は十分あります。既に2016年12月には「年金カット法案」なるものが成立していますので、将来受給できる年金は現在の7割程度になるかもしれませんし、7割あればまだ良いほうでさらに少なくなる可能性も考えられます。
しかも平均寿命は延びているため、90歳まで生きることを想定してリタイア後の生活資金を算出する必要があるでしょう。

 

将来老後を迎えた時のために準備しておく資金額は?

年金受給が開始される65歳までに、90歳までの26年間分の資金を貯めると考えてみましょう。平成28年度の単身高齢世帯の収支を参考に、将来受給できる年金は現在の7割程度と仮定して計算してみます。
{老後の毎月の生活費—(もらえる年金×0.7)}×12か月×26年={156,404円—(120,093円×0.7)}×12か月×26年=約2,570万円
この約2,570万円に、介護費用の平均500万円を合わせると約3,070万円、年金以外に老後の備えとして必要だと言えます。

 

不安を解消するには実際に計算して予測してみること

住居費は含まれていませんので、賃貸住宅に一生住み続けるなら、この金額に家賃が必要になるわけですが、働いてその分を補うという方法もあるでしょう。
自分が将来受取ることができると予測される公的年金と、自助努力で備えている年金などはいくらになるかを確認し、あとどのくらい必要か算出してみると良いでしょう。

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