お金を運用することに興味はあるけど何から始めたらいいの?

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老後の資金など、将来きっと必要になるお金を運用で増やしたいという気持ちはあるけれど、運用とはどのようなことから始めれば良いのでしょう。その人に適した運用方法は人それぞれ。ライフスタイルが変化すれば運用方法も変えていく必要があることもあります。

 

Step1.例えば女性の運用の変化を参考に

男性なら結婚やマイホーム購入、女性なら結婚はもちろん、出産や育児など、様々な人生の変化が訪れます。それまで働いていた女性が結婚を機に一度退職し、収入がなくなることや家族のお金をどのように使うかを再度判断するために保有していた投資信託などを売却するというケースもあります。運用益が出ていればできる判断かもしれませんが、まずリスク資産を減らして改めて家計の状況を見て運用を再開するという判断も良いでしょう。仕事を再開すればまた運用を開始し、家計に余裕が出てきてある程度知識も増やすことができれば積極的な運用も検討できます。そして年齢が高くなり、家族の将来を考えて積極的な運用を見直しながら、老後は安全な運用へと切り替えていくのも良いかもしれません。

Step2.資産運用はいつまでにいくら貯めるかを考える

資産運用は最終的にいつまでにいくらを貯めたいかを基準に考えましょう。現在の収入、それから必要経費を引いて自由に使うことができるお金を運用に利用するようにしましょう。また、資産運用をこれから始めるという場合には、なるべくリスクの低い商品を選ぶようにすると良いでしょう。

Step3.投資商品の特徴の確認

リスクが低ければ利益も大きくはでないでしょうが、まず運用する際の投資商品の特徴などを確認しながら始めることも大切です。資産運用を数か月、さらには数年継続していけば、その金融商品の性格をある程度掴めることができるでしょう。金融商品の特徴やメリット・デメリットを知識として習得できれば、次の運用方法へステップアップすることもできます。

Step4.年金で賄えない生活費はどのように補填するかを考える

夫婦2人が標準的に受取ることができる年金額は月額約20~22万円です。しかし、夫婦2人で老後ゆとりを持って暮らすために必要な生活費は約35万円となり、年金だけで生活をしようと考えても月13~15万円足らないことになります。不足した分は生活水準を下げるか、収入を増やすか、それとも貯蓄を取り崩すか、いずれかを選ぶことになります。

4-1.経済状況は数十年先も同じとは限らない

しかもこの不足分は現在の年金制度によって得られる年金と、物価で考えた場合です。将来受取ることができる年金はいくらになるのかはわかりません。物価も上昇すれば、必要になる生活費はさらに高くなることが予想されます。

4-2.流動性資金ばかりを保有しない

日本の個人金融資産で現金や預金が占める割合は5割を超えていますので、流動性資金を多く保有していることになります。米国の場合には日本の約4分の1の割合でしか流動性資金を保有していない状況ですので、もっとお金にも運用で働いてもらう必要があると言えます。

Step5.自分の職業に適した運用方法を選択する

運用方法がわからない場合には、家族構成、現在の職業、自由になる時間帯、運用資金などを踏まえて検討し、自分が一番運用しやすい方法を考えて見ましょう。

5-1.個人事業主向けの運用方法

個人事業主の場合、事業と投資を同時進行させることができます。例えば不動産投資などに目を向けてアパート経営を始めた場合、青色申告で税金対策も可能です。不動産投資は定期収入を得ることができる投資方法なので大変魅力ですが、問題なのは物件を購入する資金でしょう。自営業者の場合には金融機関から融資を受けにくいケースも多々あります。しかし収益物件を購入するための融資の場合、銀行がその収益性を見込めば融資可能という判断がなされる可能性もありますので申し込んでみるのも方法の1つです。個人事業主の場合は国民年金に加入しますので、万一の保証が厚生年金よりも薄く不安があります。老後の資金だけでなく遺族年金代わりとして、定期的に収入を得ることができる運用方法を検討しましょう。

5-2.サラリーマン向けの運用方法

不動産投資をしたいけれど資金不足な上に荷が重いと感じる場合、ファンドによる分散投資を検討する方法もあります。また、利益が出た時だけでなく、損失の場合も確定申告しておけば3年に渡って損失分を繰り越すことができます。公務員の場合には将来は安泰というイメージが強いのですが、それでも将来の年金の受取りには不安を覚えていることが多いようです。ある程度は人に任せたままで運用ができる投資信託や不動産投資は公務員に人気があり、特に不動産投資だけを取り上げると運用する人の7割が公務員とデータもあります。一方で、短期的に利ざやを稼ぐような投機的な取引の運用方法は、集中力と情緒の安定を損なう原因になりますので注意しましょう。

5-3.学生やフリーター向けの運用方法

学生は学業が一番ですが、将来に不安を感じている人は多いようです。比較的自由な時間が多いため、学校では教えてもらえない投資や運用について独自に勉強しておくと良いでしょう。実際のところ、無職でも株やFXを少額から始めることは可能です。しかしそれらを生活資金のための糧にしようとすればデイトレーダーを目指すことになります。フリーターを続けて1日5、6時間のデイトレードを行って生活をしている人もいますが、仕事と学業、投資や運用は別のものと考えたほうが無難です。

5-3-2.レバレッジには手を出さない

また、FXに関しては、証拠金として自身のお金を預け入れることにより数倍から数百倍の金額で取引をするレバレッジには手を出さないようにしましょう。レバレッジは少ない資金で大きな取引ができることが特徴ですが、かけるとその分利益も損失も大きくなります。今は手が出せない種類の投資があるとしても、知識を習得しておくことで将来に役に立つ時が来るでしょう。

5-4.主婦向けの運用方法

専業主婦の場合、夫の出勤中、子供の通学中は一人でゆっくりとできる時間があります。しかし家計は自分が管理しているとはいえ、自分で稼いだお金を資金にできるわけではなく、節約重視という考えの人がほとんどです。限られた資金の中でも、節約と貯金をしながら金融商品を比較し、効率良く運用できる商品を探しましょう。

5-4-2.夫名義の運用のほうが良いケースもある

夫の扶養家族になっていると、年間38万円以上の収入が生じれば配偶者控除は適用されません。さらに年間130万円を超えた収入になると、社会保険ではなく自らが国民健康保険に加入することになります。そのため家計が同じなのであれば、夫名義で運用をしたほうが家計に負担がかからないと言えるでしょう。

Step6.現在の環境に適した運用方法かを確認

将来の老後資金に資産運用が必要だと言っても、常に何かをしておかなくてはいけないわけではありません。家族構成、家計の収支状況、ライフイベント、自由になる時間の有無など、運用にどのくらいの時間や費用を充てることができるか、どのくらいのリスクなら許容範囲かなどで運用方法は人それぞれです。これらの環境が変われば、運用先も変えたほうが良い場合もあります。時には運用を一時的に停止したほうが良い場合もありますので、今の自分にはどの運用方法が一番適しているかを検討してみましょう。

まとめ

生活環境やその人の性格など、行動スタイルは人それぞれです。運用方法や資産形成の方法は様々ですが、どの方法が一番適しているかを検討しましょう。どのような運用方法が今の自分に合うのかわからない、という場合には投資やお金のセミナーに参加してみてはいかがでしょう。資産運用をするならどのようなスタイルが良いかを見つけることができるかもしれません。投資に役立つ知識を習得するためにも、専門家の話に耳を傾けてみましょう。

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