金融用語集

ファイナンス
ファイナンスとは、金融や資金、財源のことです。もっとも世間で用いられている言葉としては「ファイナンスする」が挙げられます。
「ファイナンスする」とは、資金調達することを意味します。主に株式上場企業が、新規事業を始めるときに資金調達する場合や、資金繰り難に陥ってしまった場合に資金調達するときに使う言葉です。

株式上場企業がファイナンスする手法としては、まず、増資が挙げられます。新たに株式を発行して、第三者割当増資や証券市場を通じた公募増資を実施し、必要な資金を調達します。

また、株式上場企業が多く用いるファイナンスの手法としては、新株予約権の発行が挙げられます。
新株予約権とは、株式を取得できる権利のことです。あらかじめ新株予約権を行使できる株価を定めておき、その株価を上回れば、いつでも新株予約権の保有者は株式を取得することができます。

さらに、株式上場企業がファイナンスする手法としては社債の発行も挙げられます。
一部の大企業は、普通社債を毎年のように発行しています。普通社債の場合は、半年ごとに利回りを社債保有者に支払い、満期が到来すれば元本を償還する仕組みとなっています。

なお、上場企業だけでなく、すべての企業にとってファイナンスするという行為には、金融機関からの借入も含まれます。返済義務はありますが、資金調達手段としてもっとも多く用いられている手段です。

文責:グランネット

2020年10月末日現在の情報を元につくられております。