金融用語集

個人年金保険
個人年金保険とは、公的な国民年金や厚生年金、または企業でもらえる企業年金では不足すると考える人が加入する私的な年金のことです。

厚生年金は、61歳から65歳へと支給開始年齢が段階的に引き上げられるうえ、金融庁の調査によると退職金は年々給付が減ってきており、今後も高齢化社会の影響から、さらなる給付時期の引き上げや退職金の減少が考えられます。そのため、老後資金の調達を考えるうえで、個人年金保険への加入は有効な手段と言えます。

個人年金保険にはいくつかの種類があります。
生死に関係なく受け取れ、死亡した場合は遺族が年金を受け取る事が出来る「確定年金」。生存している時、または一定の期間は生死に関係なく受け取れ、保証期間後は生存のみ受け取れる「有期年金(保証期間付き有期年金)」。生存のみまたは保証期間以降は生存のみ受け取れる終身年金(保証期間付き終身年金)」が主な種類です。
所得控除を受けられる場合がありますが、一方で途中解約をした場合は元本割れになる場合もあります。そのため、どのような保険があっているかを精査の上、加入する必要があります。

個人年金保険は、投資や株に比べてリスクが低く、リスクを少なくしつつ資産形成したいという方や、使う予定の無い資金を持っている方などに向いています。

文責:グランネット

2020年10月末日現在の情報を元につくられております。