金融用語集

ESG
ESGとは、企業が経営活動を行っていく上で考慮するべき三つの観点である環境、社会、ガバナンスの頭文字を取ったものです。
この三つの観点は、企業が社会的な成長を遂げていく上で必要不可欠なものであり、これらを考慮した上で投資に生かしていく方法をESG投資と呼びます。ESGの観点に基づき企業を分析することによって、価値や財政の状況などを的確に判断できるようになり、より倫理観の高い健全かつ安全な投資活動を行うことができます。
ESG評価の高い企業は、企業価値が高く、長期的な発展や成長が見込めると判断されるため、ESG評価を高める取り組みを行っていくことは投資活動だけでなく企業経営の発展にも大切なことです。

ESG投資にはいくつかの種類があり、その中にESGの観念に基づき分析した結果、特定の業界の企業を除外する物があります。これをネガティブ・スクリーニングと言い、ESG投資の中では最も古くから取り入れられていた手法です。また、この手法とは反対に、特定のESG評価の高い業界の企業のみを集中的に選んで投資を行うというやり方もあります。これは、ポジティブ・スクリーニングと言い、長期的な視野で投資活動を行う際などに多く取り入れられています。

文責:グランネット

2020年10月末日現在の情報を元につくられております。