金融用語集

PMI
PMIとは、「Purchasing Manager's Index」を省略したもので、購買担当者景気指数のことです。
製造業やサービス業の購買担当者に、生産の規模や時期などをアンケート調査して算出します。

PMIが50を超えると景気の拡大局面で、50を下回ると景気の後退局面と判断されます。
製造業やサービス業の購買担当者は需要の動向を予想して仕入れを行うため、実際の需要動向や景気動向に先行して変化すると評価されています。

PMIは多くの国で他のマクロ経済指標よりも先行して変化するため、マーケットで注目度が高い経済指標となっています。
購買担当者は企業の業績に悪影響を与えないように仕入れなどをするため、PMIの信頼性は高いとされます。

仕入れの動向は今後を予想して行われるため、他の指標よりも素早く景気動向を反映します。
PMIは多くの国が集計して発表しています。各国のPMIを統合して集計し、世界の景気動向を見る事ができたり、各国固有の状況を見ることができたりと、とても有用です。

PMIはGDPととてもよく似た動きをします。それでいて約2ヶ月先行しているため、実質的にGDPを2ヶ月前に知ることができると評価されています。
PMIは毎月発表されるため細かい景気の動きがわかるのも特徴です。

文責:グランネット

2020年10月末日現在の情報を元につくられております。