金融用語集

SDGs
SDGsとは、持続可能な開発目標のことです。「Sustainable Development Goals」の略称で、それぞれの単語の頭文字と最後のsから、「エス・ディー・ジーズ」と読みます。
SDGsは国連に加盟している193ヵ国が共同で掲げた目標で、2016年から2030年までの15年間で達成することを計画しています。この目標は、大きく17個に分けることができます。この17個の目標を達成するための細かな目標として、具体的なターゲットが169個示されています。

17個の目標は、1~6、7~12、13~17の3つのグループに大きく分けることができます。
1~6の目標からは、貧困や飢餓をなくす、健康を守る、教育を広めるなど、人々が平等であり、健康で文化的に暮らせる世界を目指していることが分かります。これは、決して発展途上国だけの問題ではありません。日本でも経済格差は問題視しており、世界全体で達成するべき目標でもあります。

7~12の目標からは、クリーンなエネルギーの供給、技術革新の基盤をつくる、長く住める町づくりなど、未来を見据えてより良い暮らしを実現することを目指していることが分かります。この目標は、日本人にとって最も身近に感じられる目標といえるのではないでしょうか。

13~17の目標からは、気候変動への対策、豊かな陸や海を守る、平和で公正の浸透など、特別な地域ではなく地球規模で考えるべき目標が示されていることが分かります。

すべての国にとって重要な目標が掲げられているSDGsは、世界への大きな広がりを見せています。

文責:グランネット

2020年10月末日現在の情報を元につくられております。