資産形成の大切な基本「分散投資」「長期運用」とは?

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資産形成は「分散投資」でリスクを抑える

「卵をひとつのカゴに盛るな」という、有名な投資の格言をご存知でしょうか。万一カゴを落としてしまったら、全部割れてしまう。卵のカゴを分けて運べば、もしひとつのカゴを落として卵が割れてしまっても、もうひとつのカゴにある無事な卵からそのうちヒナがうまれ、ひいてはまた卵を産む鶏になるという考え方です。鶏が産んだ卵からまた鶏がうまれ、結果的に卵の数は増えていきます。卵この考え方が「分散投資」の考え方に良く似ていますね。

投資のリスクを抑えるためには、分散が基本。全財産をひとつの商品で運用していたら、その商品が下落してしまった時に全財産を失いかねません。分散して投資をしていれば、一方がダメでになっても、他でカバーすることが十分可能になるのです。

分散投資の3要素「商品・期間・場所」

投資のリスクを軽減するために必要不可欠な分散投資ですが、分散投資と聞いて、投資初心者の方は「投資する商品を分ける」と考えてしまいがちですが、商品だけを分散すれば良いのではありません。他にも抑えるべき分散ポイントがあります。分散すべき要素を見ていきましょう。

・ 金融商品を分散する
分散投資の基本、商品はまず分けましょう。別商品はもちろん、同じタイプの商品でも選択肢が複数あるケースもあります。複数を選んで組み合わせ、投資する商品を決めましょう。

・ 期間を分散する
全資金を一度に投資せず、期間を分散して決まった金額を投資する「時間分散」は、いわゆる「積立投資」です。例えば同じ商品でも価格が高い時は少なめに購入、安い時には大量購入することができ、決まったスケジュールで分散して一定額投資を行うことは、相対的に商品を安く買うことができます。

・ 地域を分散する
国内・海外、新興国・先進国など地域を分散して投資をすれば、それぞれの地変動リスクを他方でカバーすることができ、リスクを最小限に抑えることができます。

資産形成のもうひとつの基本「長期運用」

先ほどの格言でもうひとつ言えるのは、「長期運用」が大切であるということです。卵からヒナがかえり、鶏になって再度卵を産むためには時間がかかります。これを投資にあてはめると、安定収益を目指すならば長期間運用を行うことが大切です。長期運用することで1年あたりの手数料コストを抑えることができたり、変動予測が難しい商品も、長期間トータルで見た場合に安定した収益を上げやすくなります。

投資のリスクを抑えるために大切な「分散投資」「長期運用」、この2つをしっかり抑えて、安定収益を目指しましょう。

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