わかりやすい資産形成の情報を発信してまいります

よく読まれてる記事

収入と所得は同じ?違う?それぞれの意味とは  

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

 

 収入と所得の税法上の言葉の意味

 収入と所得、どちらも同じ意味に思えますが実は税法上では別のものです。収入と所得は様々な種類があり、自営業、サラリーマン、年金受給者と3パターンがあります。

 

自営業者の場合

 ・収入…売り上げの金額が収入です。年商は会社の1年間の売り上げのことです。

・所得…収入から必要経費を差し引いた分が所得です。

 サラリーマンの場合

 ・収入…給料の額面金額です。年間の収入の場合であれば、給与や賞与などの年間の合計額です。源泉徴収票の「支払金額」欄の金額です。

・所得…給与収入から給与所得控除額を差し引いた後の金額です。給与所得控除の金額は所年収に応じて違いがあります。

年金受給者の場合

・収入…「公的年金」の額面額です。

・所得…年金収入から公的年金等控除額を差し引いた額が所得です。公的年金等控除額は、年金受給者の年齢が65歳未満か65歳以上か、そして公的年金等の収入金額によって違います。

 「収入-必要経費(控除)=所得」を覚えておきましょう

 このように収入と所得は言葉は似ていても意味が違います。そして自営業、サラリーマン、年金受給者を含めて、所得区分は全部で10種類あります。どの所得区分に属するかによって、どれが収入でどれが差し引きする必要経費部分に該当するのかが違ってきます。

 年収金額によって非課税になる仕組み

 共働きで妻がパートで勤務する際に「103万円の壁」という言葉を耳にすることがあるでしょう。これは扶養の収入制限103万円という意味で、妻の年収が103万円までであれば所得税がかかりません。

 103万円とは、給与所得控除の65万円と基礎控除の38万円を足した金額です。上の算式にあてはめるとこうなります。

 103万円(収入)-65万円(必要経費・控除)=38万円(所得)

 38万円の所得から、無条件で与えられる基礎控除の38万円を引くと0円になります。課税所得0円=所得税がかからないということです。

 そしてこの算式からみても、収入(年収)と所得が全く別のものだということがわかると思います。

 ただし社会保険の「130万円の壁」は今後なくなる

社会保障を支えるために保険料の負担を拡大した考えによる改革の一環で、厚生年金の加入義務が2016年10月に改正になります。

所得税は103万円の壁ですが、社会保険の壁は現在130万円です。年収130万円以上であれば税金の課税対象にプラスされて社会保険の加入対象になります。ただしこの壁は106万の壁に変更されます。

 従業員501人以上の会社に1年以上勤務している週20時間以上の労働時間のある人で、年収が106万円以上であれば加入対象です。夫婦共働きで妻がパート勤めといった場合には、本人の収入にも世帯の収入にも影響します。

 まとめ

収入と所得はとても似ている言葉ですが、意味が違い別のものです。手続きなどで言葉が出てきた時には、意味を取り違わないように気をつけましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*