投資信託が低リスクの投資方法だと言われている理由とは?

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資産運用の方法として、銀行窓口や証券会社など様々な場所で投資信託を勧められたことがあるという人も少なくないかもしれません。
投資信託はリスクが比較的低い投資方法として、初心者でも始めやすいことで広く知られています。
しかしなぜ低リスクなのか、その理由を理解した上で運用方法の1つとして検討してみると良いでしょう。

 

投資におけるリターンとは?

金利や利回りをリターンといいますが、一般的に年率換算であらわします。
そして価格変動幅の大きさを数値化したものがリスクで、このリスクが大きい商品ほど値上がりや値下がりが大きくなります。
定期預金と株式投資のリターンを比較した場合、リスクの大きな株式投資のほうが圧倒的に効率は良いと言えます。

 

昨今の超低金利に対抗するための運用に必要なこと

資産には国内株式、海外株式、国内債券、海外債券などがありますが、いずれも抱えるリスクやリターンには差があります。そのためこの4つをバランス良く保有することが望ましいと言えるでしょう。
その理由として昨今の超低金利の状況が挙げられます。定期預金に預金してもリターンは得られませんし、債券もその国の金利情勢に左右されますので、国内債券であれば期待リターンは少ないと考えられます。
しかし株式は概ね年率6~7%程度のリターンに相当する投資資産だと言われますので、値幅変動の大きさなどリスクは大きいですが期待できます。

 

安全資産だけでは資産は増えない

そのため積立投信などで長期的に資産運用を検討する場合、安全資産である債券だけでなく株式も組み入れると効率的だと言えるでしょう。
保有する株式の比率が高くなればハイリスク・ハイリターンな運用となり、反対に債券比率を高めればローリスク・ローリターンな運用となります。

 

複利運用が最大のキーポイント

資産運用では複利運用によるリターンの最大化が原則になります。利益をそのまま投資に充て、資産を増やしていく仕組みが複利運用です。
例えば100万円を年率5%のリターンで運用すると毎年5万円の利益が発生します。ここで利益を再投資していくことで、2年目は105万円の5%分の利益をさらに得ることができ、3年目には110万2,500円の5%分の利益を得ることができます。

 

毎月分配型の投資信託は…?

しかし投資信託の中には、毎月分配金を受取ることができる商品もあります。毎月お金が入ることは、生活資金として使えるなど確かに便利です。
しかし分配金などの払い戻しを受ければ税金が課税され、しかもせっかく再投資できるチャンスを棒にふってしまっていることになります。

 

投資信託で資産運用を検討するなら

比較的リスクが低いと言われている投資信託ですが、あくまでも長期的な運用を行うことが前提です。
そして投資信託でリターンを最大化するためには、分配金などの払い戻しは受けないで解約するまで再投資が可能な商品を選ぶことが望ましいと言えるでしょう。

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