なぜ失敗してしまう?投資信託の以外な落とし穴

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少額の資金から始められていつくかの資産に分けて投資ができることが投資信託の魅力です。運用はプロのファンドマネージャーに任せることができ、知識やノウハウがなくても始められるので投資に不安がある人でも大丈夫です。投資の中では比較的リスクが低いことから着手しやすい特徴がありますが、それでも中には失敗してしまう人もいます。ここでは投資信託の以外な落とし穴をご紹介します。

 

人気ランキングをそのまま鵜呑みにしてしまうのは危険

投資信託の人気ランキングというものもあります。売れ筋商品や人気商品と言われればついつい心が揺れ動きがちです。

しかしそれはあくまで参考程度と考えましょう。人気がある商品は商品性が優れているものや時間をかけることでベストセラーになったものもあります。しかし中には大手の証券会社が新商品を拡販して一気に売れ筋になったものもあります。

売れていることと値上がりすることは同じではありません。あくまでも参考にする程度にしましょう。

 分配金があることは必ずしも儲かっていることではない

 毎月分配金があるタイプの投資信託は人気が高く、特に分配金の額が高額になるものはシニア世代を中心として人気があります。毎月口座にお金が振り込まれるということでシニア世代の楽しみや安心感にも繋がっているようです。

ただし毎月分配金が口座に振り込まれると、資産運用が順調で儲かっていると錯覚してしまうのは危険です。分配金が毎月あることと運用がスムーズな状況で本当に儲かっているかどうかは別問題です。

例えば毎月分配金を受け取れば状況によって分配金に税金が課税されます。そうなれば効率的な資産形成(複利効果)にはならなくなります。

 過去の運用実績ばかりに着目すると惑わされる結果に<

これまでの運用成績と、この先の運用成績は全くの無関係です。

アクティブファンドといってファンドマネージャー組み入れる資産や銘柄を独自に選定するタイプのものは、そのファンドマネージャーが優秀でこれまでもこれからも運用を継続するかどうかを知ることは意味があるかもしれません。

しかし、どんなファンドマネージャーが運用しているのか不明な場合やファンドマネージャーがたびたび変わる場合は過去の運用成績は意味がないでしょう。

 様々な観点から投資信託を評価することが大切

効率的な運用をするには、失敗する要因を排除していく必要があります。目先の良いことにばかり目を向けると落とし穴にはまってしまう結果になりかねません。

特にランキングや過去の実績などは、あくまでも参考にしながらどれが良いのかを選ぶ基準にするということにとどめておくことがベストです。

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