預貯金など貯蓄の種類とは?目的に応じた使いわけを

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貯蓄をする時には銀行や郵便局を利用してお金を預けることをまず考えるでしょう。様々な貯蓄方法の中でも、銀行や郵便局の預貯金は比較的リスクが低く安全性に優れています。種類によって預金期間や利子が異なりますので、特徴を把握しておくようにしましょう。

銀行「普通預金」

いつでも預入れや引出しが可能で変動金利による利子がつきます。給与の振込口座や公共料金などの引き落とし口座として指定できるため、流動性が高く生活費を預けるための口座として利用しやすいという特徴があります。

 

銀行「決済用普通預金(普通預金無利息型)」

一般的な普通預金との大きな違いは、金融機関が破綻してしまってもペイオフの対象にならないので、全額保証されますが利息はつかないということです。
預入れや引出しはいつでも可能という部分や、給与の振込口座や公共料金の引き落とし口座などに指定できるという部分は同じです。

 

銀行「貯蓄預金」

預入れと引出しがいつでもでき、変動金利で利子がつきますので普通預金と似ています。
普通預金との違いは、公共料金など引き落とし口座として指定ができないことや、10万円以上など最低預入単位が決められていることです。
普通預金よりも高く定期預金よりは低い金利で設定されていることが多いのですが、現在は低金利なので普通預金とさほど変わらない水準での金利が続いています。

 

銀行「定期預金」

月単位や年単位で期間を決めて預金し、満期までは引出しできませんが一般的には固定金利での利子がつきます。
固定金利の定期預金の場合、預入金額が大きくなると金利もその分高くなりますので、しばらく使うお金がないという場合に利用すると良いでしょう。

 

銀行「期日指定定期預金」

1年以上預金した後であれば、1か月前に通知しておけばいつでも解約可能な定期預金です。最長3年という預入期間になっていることが一般的です。

 

郵便局の貯金の場合

郵便局の場合には、銀行の普通預金にあたるものが通常貯金、貯蓄預金が通常貯蓄貯金、定期預金が定期貯金というように名称が変わります。内容は若干異なりますが、ほぼ同じです。
銀行にはないけれど郵便局にはあるものに定額貯金があります。

 

郵便局「定額貯金」

預けて6か月経てばいつでも解約可能です。預入期間は最長10年で、そのうち最初の3年は半年ごとに金利が上がっていき、3年経った後は3年目の金利が預入れ当初にさかのぼって適用になるというものです。
農協(JAバンク)や漁協(JFマリンバンク)なども郵便局と同様に預金ではなく貯金という呼び名になっていて、種類や内容もほとんど違いがありません。

 

どの方法で貯蓄する?

このように貯蓄方法には様々な種類とそれぞれの特徴があります。どの方法を活用するかは、用途や目的に応じて使い分けるようにすると良いでしょう。

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