投資信託は資産形成の有効なツールとして活用できる?

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投資信託の最大の魅力は色々なリスクを持つ投資対象をポートフォリオに組み込むことができることでしょう。国内外の株式や債券だけでなく、不動産などの資産にも少額から投資が可能となります。
しかし投資信託がどのくらい有益性が高く魅力があるか、広く認知されているとは言えない状態です。そもそも資産形成の必要性についてもまだ認識が甘いとも考えられます。

 

なぜ資産形成の必要性への認識が甘い?

これまでの日本は資産形成を考えなくても、会社員は終身雇用制でリタイア後には退職金と年金で生活することが十分できていました。積極的に自分から資産を作るという発想を持つ必要がなかったのです。
しかし日本経済の停滞や終身雇用制の崩壊、企業年金も確定給付型から確定拠出型が採用されるなど状況は一変しました。
今後は自発的に資産形成を行うことが必要となり、幅広い対象に投資を可能とする投資信託をそのツールとして活用することも検討が必要です。

 

投資信託を資産形成のツールに活用する時の注意点

投資信託で資産形成を検討する際に注意したいのが、保有することでかかる様々な費用です。その中でも販売手数料が無料のノーロードの商品なら、仮に通常では販売手数料が3%かかる場合無料になることで大きなコスト削減になります。
さらにリーマンショックのように世界的金融危機が発生した場合には、どの資産クラスでも価格は下落しリスク分散が効かなくなる可能性があることも理解しておきましょう。

 

慌てて解約は本当に得策?

価格が下落した時に慌てて解約してしまうのか、ぐっと我慢してさらに長期的に投資していくのかで投資信託を成功させることができるかは大きく変わるでしょう。
例えば投資信託は長期分散投資が基本となるため、世界中の株価が暴落する時でも価格変動に振り回されず投資を継続していけます。
投資をしていればどうしても感情で動いてしまいがちなので、値の上下が気になるところです。しかし投資信託での最終的な評価は、長く投資を続けて購入した量に基準価額を掛けて算出するということを理解しておきましょう。

 

若い人こそ資産形成の有効なツールとして

投資信託は今まとまったお金がなくても始めることができる資産形成の手法です。毎月一定金額を購入し続けることで、ドルコスト平均法により値上がりしている時には少量を、値下がり時には多くの口数を購入することができます。
生活の中に取り入れやすいため、現役世代が活用しやすい資産形成のツールだと言えるでしょう。まとまったお金をまだ持たない若い世代の人こそ、未来に向けた資金を形成するために投資信託で積み立てていくことを検討してみてはいかがでしょう。

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