日経平均をドル建てで見る意味とは?

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通常、日経平均株価は円表示ですが、日経平均をドルで見た場合をドル建て日経平均株価と言います。
ドル建ての日経平均株価とは、日経平均価格にドル円為替レートを適用させてドルベース価格に修正したものです。

外国人投資家の考えを知る方法

いつも見ている日経平均のチャートは、外国人投資家には違う形に見えています。外国人投資家は円ではなくドルに換算して日経平均を考えています。
日経平均が少し下がった場合、円高であれば外国人投資家は買い得ではないと言えます。ただし株を売るタイミングとしては外国人投資家にとっては良いでしょう。
買い時や売り時について、外国人投資家は為替レートを計算して考えていますので、外国人投資家の考えを知る上で日経平均をドル換算してチャートを見ることが必要です。

日経平均株価は円建てとドル建てでの比較が大切

日経平均を円とドルの両方で見るという考え方は、経験が高い投資家や市場関係者などの間では当たり前に行われているようです。
現在の日本は世界の主要市場と見なされておらず、日本では株取引を行う人も少ないので日本の株式市場の売買の約7割は短期的な利益を狙った外国人投資家だといわれています。
そのため米国株式市場の動きを軸として分析するほうが、相場を正確に把握できると考えられます。

為替が絡むことでの株価の違い

米ドル/円はUSD/JPYと表示されますが、日本円から見たドルの価格です。EUR/USDは米ドルから見た場合のユーロの価格で、EUR/JPYは日本円から見たユーロの価格ということになります。
例えば日本である企業の株を購入した場合(○○株式会社/JPY)と、アメリカ市場で同じ企業の株を購入した場合(○○株式会社/USD)では、その株自体の株価は変わらないけれど為替が介在しますので日本とアメリカでの株価に差が出てきます。

ドルから見た場合を考える

日本の金融市場は世界の市場と繋がっていますので、為替が動かなければ気にならない他国からの日本の金融商品を見た視線も、円安が進んでくると視線の位置が重要になります。
国際基軸通貨であるドルから見た場合に対象となる金融商品の価格の動きはどうなのかを考えましょう。
ドル建てで見た場合に価格が上昇していれば世界的な資金が流れ込む可能性があり、今後上昇していく可能性もあるでしょう。
しかし価格が停滞したままの場合には、外国人投資家はその金融商品を買う理由がなくなってくると考えられます。

市場を知る目安として活用を

世界経済が減速している傾向にあり、米国経済だけが堅調な増強です。グローバルな視点で考えた場合には、日経平均だけ継続して上昇するという環境とは考えられないでしょう。
個人投資家のうち、株式投資で勝ち続ける人は極少で、わずか1年、もしくは2年でかなり大人数の投資家が入れ替わってしまうとも言われます。
このことから市場は常に新しい投資家が参入している状況であることも認識しておきましょう。

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