投資信託のやめ方とは?解約のタイミングはいつ?

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投資信託は投資で長期運用するために向いている金融商品です。
しかしマーケットに変動がある場合には、いつまで保有すれば良いのか、値の上がり下がりはこのまま見守っていいのかなど迷うこともあるかもしれません。
いつやめれば良いのか、そしてどのように解約するのかなど、投資信託の売却について知っておくようにしましょう。

 

投資信託は長期保有が基本

投資の世界は買い時より売り時のほうが難しいと言われます。
値下がれば不安になるため売らないほうが良いのではと考えるでしょう。反対に値上がりすると欲が出るので売らなければ儲かるかもしれないと売るタイミングを逃す可能性もあります。
相場に振り回され売るタイミングを間違い、投資が失敗することは避けなくてはなりません。

 

目先の値動きに振り回されないこと

そもそも投資信託は多くの銘柄へ分散投資しますので、値の変動は比較的緩やかです。そのため短期的な値動きでの売買には向かず、売買を頻繁に行うと費用が多くかかります。
そのため長期に渡って保有し、資産を育てていくことを目的とした金融商品です。目先の値動きに一喜一憂されすぎないことが大切です。

 

投資信託をやめるのはどんな時?

しかしいずれは売る時が来て投資信託をやめることになります。
そのタイミングは投資目標をクリアした時だと言えます。老後資金のため1,000万円積立てることが目標だったとしたら、その目標が達成できた時に解約することになります。
さらに目標を達成するまで期間、売買を全くしないわけでもありません。資産配分の見直しを行う場合、保有する投資信託の魅力が薄れたと思う場合など、やはり投資信託をやめることになるでしょう。

 

商品の魅力が薄れる理由とは?

長期保有が基本といえども魅力が薄れたと思う投資信託は、見切りをつけて他の商品と入れ替えたほうが良いでしょう。魅力が薄れたと感じる理由として、次のようなケースが該当します。

・ファンドマネージャーが交代した
投資信託を運用するのはファンドマネージャーですので、この人が交代すると運用方針や分配方針が変わる可能性が高いでしょう。大きな変更があると自分に合っている商品ではなくなり、やめることを検討することになるかもしれません。

・純資産総額が急減した
効果的な分散投資のためには純資産総額が10億円以上は必要です。この金額を切る場合には思うような運用ができず繰上償還となる可能性が高くなりますので注意しましょう。

 

投資信託の解約時を失敗しないために

目標を達成したら今度は安全資産にシフトして運用しましょう。相場が気になることでやめるかどうか迷う場合、複数回に分けて解約するという方法もあります。
売却期間の中で売値が平均化され、解約のタイミングを後悔することを避けることができるでしょう。いずれにしても投資信託の場合には、市場の値動きに振り回されすぎないことが大切です。

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