貯蓄ができない理由とは?お金が貯まる人になるには

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貯蓄をしようと思っているのに、贅沢をしているわけではなくてもお金が貯まらないという場合や、財布の中がいつも空っぽという隠れ貧困と呼ばれる人が増えています。
隠れ貧困の特徴は、一見、裕福に見える家庭であるということです。どうして貧困状態に陥ってしまうのでしょうか。

平均所得は高いのに…?

厚生労働省の平成26年「国民生活基礎調査」によると、世帯全体の平均所得金額は541万円です。
500~600万円年収があれば、ある程度は平均的な生活ができるでしょう。しかしこのように平均所得以上収入があって裕福に見える家庭なのに、実は貧困である家庭が存在します。

 

収入が高くても裕福ではない

日銀の2人以上の世帯に対する調査(2015年「家計の金融行動に関する世論調査」)によると、年収500~750万円未満の世帯の20%が貯蓄のない状態であるという結果が出ています。
年収1,000~1,200万円未満の高収入世帯の場合にも、7世帯のうち1世帯は貯蓄が全くないという隠れ貧困状態であることもわかっており、収入が高いから裕福というわけではないようです。

 

生活レベルを下げることができない

年収400万円ある人が500万円の車を保有していたり、身なりは全て高級ブランド品だったり、子供は私立に通学させるといった見栄を張ることによって収支のバランスを崩しているケースもあります。
住宅ローンや教育費等で支出は増える中、生活レベルを下げることができなければ結果としてお金に苦労することになってしまいます。

 

隠れ貧困の家計はいずれ破綻する?

隠れ貧困は現在普通に生活できているけれど、将来的には家計が破綻してしまう可能性が高い貧困予備軍であると言えます。
最大の特徴は、それなりに収入はあるのに貯蓄はできないということです。貯蓄がないことで病気をした場合や、リストラになって収入がなくなった場合は家計が成り立たなくなります。
もしも借金をしている場合には、ギリギリの生活をしている状態のため借金を返すことができなくなって負債が大きくなり、最終的には家計が破綻してしまう可能性が高いと言えるでしょう。

 

貯蓄ができる人になるには

貯蓄が出来る人には特徴があります。隠れ貧困で貯蓄ができないという人は、貯蓄を成功させている人の特徴を参考に貯蓄に取り組んでいくようにしましょう。
・先取り貯蓄を実行している
定期積立や個人年金、投資信託など毎月先取り貯蓄を実行することが大切です。お金が余ったら貯蓄をするという形ではお金は貯まりません。
・収入を上げる努力は惜しまない
収入が上がったり副業で収入を増やしたりという努力は惜しまず、自己投資や経験を高めることにお金と時間を使うようにしましょう。
・お金の使い方の見極めができている
生活に関わる支出については質素で、投資や消費、浪費の見極めができている人は貯蓄を成功させることができます。メリハリのあるお金の使い方をしましょう。

 

将来を見据えたマネープラインを

貯蓄は将来を見据えて長期のマネープランを立てることが必要です。万一の事態なども想定もして将来的なビジョンを描いた上で実行していくようにしましょう。

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