マイナス金利の時代に合った資産運用とは?

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日銀のマイナス金利政策により、現在銀行預金を活用する資産運用はお金を増やすことはできません。生命保険も一時払い終身保険などは販売停止になる中で、投資という方向でお金を増やす考えにシフトしていくことが必要となってきました。

必要なのは長期的な運用目線

マイナス金利という中でリスクを低減させるために必要なのは分散投資です。特に長期分散投資での運用がポイントで、長期的に投資を行えば金融政策などの発表があった時に動じることなく投資を続けることができます。

資産運用の考え方

まず資産を運用するにあたって使途と期間を考えていきましょう。すぐに使う必要がある生活費、緊急的な時に使う予備費、そして将来的に使う予定の資金という3つにわけて考えます。

流動性の高い生活費や緊急的な費用は預貯金を活用し、5年以内に必要な費用と考えて10年満期の個人向け国債を活用することを検討してみると良いでしょう。また、中長期の投資には国内外の債券や株式、国内リートなどに分散投資が可能な投資信託で保有するなどの方法があります。

分散投資の効果

資産別の年次リターンの順位はその年によって変動していきます。首位と最下位を一気に行き来することもあるため、毎年1位のものを選んで乗換投資を行うのは難しいでしょう。

しかしそもそも分散して長期間で保有することで、1年間だけの保有では利回りがマイナスだったとしても5年持つことでプラスになることもあります。

さらに10年間保有し続ければ、どのタイミングで投資したとしてもプラスになることがほとんどです。

長期分散投資のポートフォリオ

長期で分散投資を行うにあたり、具体的にはどのようにポートフォリオを組むべきかについては、成長・インカム・インフレヘッジの3つの要素を考えてみましょう。

例えばグローバル株式など成長資産を5割、グローバル国債などインカム資産を4割、そして金などのインフレヘッジ資産を1割という割合で持つといった形になります。

確定拠出型年金なども使い長期運用を検討する場合には、グローバル株式を増やすことも検討しても良いでしょう。

マイナス金利の中で有利な運用方法を

マイナス金利という時代で考える資産運用の方法については、まずは資産の分散のポートフォリオを構築し、全体のコストを抑えます。

定額積立を活用した時間分散を活用した長期投資が基本ですが、最短5年、基本は10年運用し続ける投資が必要です。

短期では気になる変動も長期運用では気にならなくなります。毎月積み立てていくドルコスト平均法を活用した投資方法で、一定額を購入し続けることは一点張りの購入よりも運用しやすいでしょう。

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