セカンドライフのための運用は設計次第!  

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 第二の人生をゆとりある暮らしにするために…

 若い世代であれば多少の失敗は成功のもとだと前向きに挽回できるでしょう。しかしシニア世代になればしっかりと地に足をつけての運用が大切になります。誰もがセカンドライフは豊かでゆったりと過ごしいと思うものでしょう。老後を豊かに過ごすために投資など資産運用を利用する人も増えています。

 

今後目標にするライフプランを設計

 まずは自分が実現したい人生はどのようなものか、それに合わせたライフプランを設計し運用目標や目的を立てましょう。その目標に合う投資先を選ぶことが大切です。セカンドライフは、どこでどんな風に誰と生活していくのか、自分が送りたい人生のイメージを描くことが大切です。

 キャッシュフロー表を活用したシミュレーション

 自分が設計したライフプランで生活するために、いくらお金が必要で増やす必要がある金額はどのくらいかを把握しましょう。シミュレーションを描いて今後の出費に必要な費用や、年金などの収入、今ある資産を管理するためにキャッシュフロー表を利用すると便利です。支出の見積もり、退職後の収入など収支計算ができて保有する資産の残高推移を示すことができます。

 例えば保有資産がどの年齢あたりでなくなってしまうかの確認をして、90歳まで持たないのであれば保有資産残高の利回りが何%なら大丈夫なのかを考えてみます。そしてこの先起こるであろう物価上昇や消費税増税など、想定される不安材料を合わせて考えてみることも大切です。公的年金も減るかもしれないと考えると、それらの不安材料にも対応できるくらいの資産が必要になります。

 実際に投資にまわす金額

 投資に回すことができる資金があっても、どの範囲で投資に充てれば良いのかわからない場合もあるでしょう。その場合自分の保有する資金を、10年以内に必要になるお金と10年先まで保有できるお金とで分けて考えると良いでしょう。

 投資はある程度の運用期間が必要です。10年以内に必要になるお金は投資向きではありません。短期で運用できるものもありますが、運用成果のぶれは大きくなるので得も大きいですが損も大きいです。元本割れしてしまう可能性が高まります。10年以上の運用期間を設定すれば、もし値が大きく下がったとしても回復する時期まで待つことができます。

分散投資が値動きのぶれを抑える

 また、自分が投資する金額で損失が最大に出た時の金額を想定しておくことも必要です。そして一つの投資方法で運用するよりも、様々な方法に分散することでリスクを抑えることができます。

 複数に投資を分散させることができれば、資産同士が値動きを打消し合うという効果により全体でのぶれを抑えることができます。できるだけ幅広い分散投資を行うほうが良いでしょう。

まとめ

 ゆとりのあシニアライフを過ごすために、誰とどのように生きていくのか、そして実現するためにはいくら必要なのかをまず把握しましょう。その目標に向かって投資先や投資する期間、投資にあてる金額などを決定していくようにしましょう。

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