定期預金の金利はいくらになる?金利の計算方法とは

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銀行の定期預金に預け入れる場合に初回の利子計算だけで満足していませんか?

より有利な商品を見つけるためには、金利の計算ができると便利です。

単利と複利の違い

まず金利には単利と複利があることをご存知でしょうか?

単利は申し込みの際に預け入れた元金に対して利子がつく金利で、元金と利子は別の物として扱われています。

一方の複利は、元金に利子を含めて金利計算が行われますので、運用期間が長くなればなるほど利子の額は大きくなっていきます。

複利で利子が付く預金のほうが運用には適していると言えるでしょう。

複利の単位とは

複利で運用される預金商品の場合、1か月、半年、1年といった期間を現して単位が存在しています。

これはどの時点で利子が元金に組み込まれるのかという意味ですので、複利の場合は元金と利子を合わせた額で金利を計算するということを考えると単位が小さいほうが有利です。

元金100万円の運用に対する利子は?

例えば年利1%の単利で運用する場合には、1万円(=100万円×1%)が利息になり、2年目以降も1年目と同じです。

同じ年利で複利の預金に預けた場合は、1年目は同様に1万円(=100万円×1%)ですが、2年目は1万100円(=(100万円+1万円)×1%)となり、3年目以降も利子分が増えた形で計算されます。

年利と月利の違い

金利には月利と年利という種類がありますが、単に1年を12か月で割っただけが月利というわけではありません。

年利は1年間で受け取ることができる金利、月利とは1か月間で受け取ることができる金利のことです。

仮に年利も月利も5%だった場合には、月利の方が受け取ることが利子は多くなります。

固定金利と変動金利

固定金利の定期預金に申し込みを行った場合には、市場金利が低下しても満期まで最初に設定した金利が適用されます。

金利が上がったとしても低いままですが、下がった時には高いままということになります。

変動金利は金利の見直しがあるため、満期まで申し込み時点の金利を継続させたい場合には固定金利、将来的に金利が上がる可能性が高いと考えられるなら変動金利の預金が有利になります。

付利単位と最低残高

付利単位とは利子を付ける単位のことで、例えば付利単位が100円の場合で元金111,222円の利子計算を行う場合には、111,200円に対して計算されることになります。

最低残高は利子計算が行われる際に必要な預金残高で、金融機関によって定めが違います。

1,000円を下回っている場合には金利が発生しないという金融商品もあります。

金利計算で運用にふさわしい金融商品の選択を

定期預金など5年複利などは単位が大きいため計算も面倒ですが、銀行のWebサイトなどにシミュレーションツールが提供されていることもありますので一度計算してみると良いでしょう。

どのタイプの金融商品が得で運用に向いているかを判断するための目安になります。

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