まとまった資金は貯蓄しておく?どの資産運用が有利?

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コツコツと貯めていいた貯金がある程度まとまった資金になった時、ボーナスなどを使わなかったので100万円まで貯める事が出来たという場合など、その資金をどこで貯蓄することが有利なのでしょうか。現状を踏まえた上で考えてみましょう。

 

一時的に定期預金などに預けても良い

せっかく手元にまとまった資金があっても、流動性の高い普通預金などに入れておけばいつでも引き出しができるのでつい使ってしまう可能性もあります。
投資などで資産運用して増やしていきたいけれど、まだ何に投資するのか、投資自体に迷いがあるという場合などは、ある程度金利の高い定期預金などにひとまず預けてみましょう。
一般的な銀行の普通預金の金利は0.01%や0.001%なのでほとんど増えることはありません。定期預金でも1年ものであれば0.01%なので増やすという目的には使えませんが、中にはネット銀行などで0.2%という所もありますので、探してみてもよいでしょう。
また、地方銀行のネット支店などの定期預金を見た場合でも、1年ものでも0.3%になっているなど若干ですが高めです。

 

生命保険で運用する方法は?

銀行の預金で増やす事が出来ないのなら、貯蓄型の生命保険などはどうでしょう。
例えば低解約返戻金型終身保険など、保険料を支払い終えない間に解約してしまうと、通常受取ることができる解約返戻金が7割程度に抑えられている商品です。その反面、保険料の払込が終わった後で中途解約をすれば、支払った保険料総額を上回る解約返戻金を受取ることができます。
生命保険の予定利率は現在かなり低い状態で、2017年4月に予定利率の基礎とも言える標準利率が0.25%に改定されたばかりです。ただし、銀行の預貯金よりは運用利回りは良いと言えます。
なお、途中で解約すると元本割れしてしまうことは念頭に入れておく必要があるでしょう。

 

貯蓄で増えないなら投資で増やす?

元本割れのリスクはあっても、せっかく貯めたお金なのだからやっぱり増やしたいという場合には投資信託などを検討してみましょう。
投資は初めてという人でも、運用はプロのファンドマネージャーが行ってくれますし、種類も豊富で株や債券、不動産など投資対象とする資産も様々で、利回りも投資信託によって異なります。
収益が出ればまた元金に組み入れて再び投資する複利運用を続けていくことで、うまくいけば雪だるま式に利子を増やしていく事が出来るでしょう。

 

そのまま放置していてもお金の価値は下がる

せっかく貯めた資金をどのように扱うかは悩みどころかもしれませんが、何もせずに放置していても物価が上昇していけばお金の価値は段々と下がってしまいます。
そのため有効に使うためにも、ただ置いておくのではなく、運用によって増やすといった方法を検討していく事が大切だと言えるでしょう。

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