ドル建て日経平均チャートでわかることとは?

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普段目にする日経平均の単位は「円」です。この日経平均を、ドル円為替レートによって「ドル」に換算した指数が「ドル建て日経平均」です。
海外投資家は投資判断を下す場合にこのドルベースの損益計算を使いますので、海外投資家が日本株をどのように見ているかの参考にすることが可能です。
最近は海外投資家が日本株に大きく影響を与えていますので、ドル建て日経平均も確認していくことが必要です。

 

海外投資家の考えを読む?

海外投資家が日本株を購入する時は、当然ながら円安のほうが得で、売る時は反対に円高のほうが得をします。海外投資家にとっては、円建ての日経平均株価の変動だけでは損得計算ができませんのでドルに換算して考える必要があります。

・日経平均ドル換算値の算出方法
日経平均の始値・高値・安値・終値をそれぞれ1ドルいくらか(円)を見て、その円で日経平均を割りドルで表示します。
例えばテレビのニュースで、海外投資家が一斉に買い越しに転じたと報道があったとしましょう。
この場合には普通の日経平均株価のチャートを見てもなぜ割安と判断したのかが分からないかもしれません。しかし日経平均ドル換算値の株価チャートを見れば納得することができます。

 

最近のドル建て日経平均は?

2017年1月26日、ドル建ての日経平均は2000年5月以来の高値となり、170ドル台を回復しました。
円安が一服する中、株高がドル建て日経平均の上昇に繋がったわけですが、この理由として市場から設備投資関連、省力化関連など、為替と関係ない銘柄に資金が流入しているとも言われています。

 

日本の株式市場は海外投資家がなぜ多い?

東京市場は世界三大市場の1つで、これまでよりは重要視されていません。重要視されない市場ということは、短期の利益目的の投資が多い市場だといわれていますので日本の株式市場は短期で利益をあげたい海外投資家が多いと言えます。

 

米国ドルは世界の基軸通貨

ドル建て日経平均株価を見ると、ここ数年の上昇は円建てほどではありませんがかなりの上昇部分をドル円の動向が占めていることがわかります。
日本の企業が米国の企業に必ずしも劣っているとは考えられませんが、世界の経済や政治の中心は米国です。
ドルは基軸通貨ですので日本よりも大規模でグローバル企業が多く存在し、株主の権利意識も強い傾向にあり今後もこの傾向は続くと考えられます

 

今後はドル建て日経平均にも注目

これまでは日経平均株価を気にしていなかったという人も、海外投資家の動きを見るためにもドル建てでの日経平均株価についても注目してみてはいかがでしょうか。
海外投資家の視点から日本の経済状況を確認することで、新たな発見があるかもしれません。

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