投資信託で運用するなら知っておきたい平均利回りとは?

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投資信託の利回りとは銀行預金での利率のようなもので、一般的に1年間のリターン利率をあらわします。
日本人の多くが利用している銀行預金を利用しても、超低金利言われる状況のため預金の種類にもよりますが0.001%や0.02%などの利率です。
銀行預金ではほとんど利息はつかないに等しい状況の中、投資信託で期待できる平均利回りは4~6%という、まるでバブル到来のような利回りが期待できます。ただし仕組みを理解した上で、どのような資産に投資するかを考えて行くことが大切です。

 

利回りに影響する要因は?

利回りを良くするのも悪くするのも、運用成績、手数料、分配金、税金が関係してきます。
運用成績の良し悪しはもちろんのこと、投資信託を売買する上で支払う手数料や保有する上で支払う手数料、そして分配金を受取るのか受取らないのか、それらに関係して課税される税金により、利回りに影響を及ぼします。
そのためどの投資信託で運用するかを選ぶ際には、これらも加味して考えることが必要になるでしょう。

 

できるだけ投資信託にかかるコストを削減する方法は?

例えばインデックスファンドなら、アクティブファンドよりも手数料などのコストが安いので各種手数料が発生するとしても銀行預金と比べればリターンが期待できます。
また、NISA(ニーサ)口座を活用することにより、毎年100万円が上限の新規購入分を対象として、配当や譲渡益が最長5年間非課税になります。NISA口座で取引して得た利益は通常かかる20%という税金がかからないと言えるでしょう。

 

利回りに影響を与える最も重要な要因は資産配分

そしてどの投資信託で運用するかより、資産全体をどの資産にどの割合で振り分けるかといった資産配分の方が重要です。この資産配分は自分が目標とする運用利回りが何%なのかによって異なります。
資産にも株式や債券、それが国内のものなのか外国のものなのかなど種類が色々あります。債券よりも株式の組み入れ比率を高めれば収益率は高くなりますが、その分価格の変動リスクが高くなるなどリターンとリスクは隣り合わせの状態になります。

 

投資信託は安定して資産運用したい人向きの商品

目標とする利回りが8%以上だという人の場合や、長期ではなく短期的に結果を出したいという人には投資信託での資産運用することは向きません。
投資信託は長期的に投資していくことが前提であり、さらに単年で8%以上のパフォーマンスをあげることが可能な投資信託は存在しても継続してそのパフォーマンスが達成できる投資信託を見つけることは難しいからです。
安い時に買って高い時に売ることが儲けを出すコツですが、日々変動を繰り返す市場に注目している時間がない、自分で運用する知識もないという場合には、運用をプロに任せ、長期的に継続して少額ずつ投資していく投資信託が向いているでしょう。

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