資産形成は分散投資が鍵になる?リスクを低減できる理由は?

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分散投資は資産運用に伴う価格変動リスクを低減させる手法ですが、投資対象を多様化させることにより可能です。
投資対象を分散させる以外にも様々な部分で分散していくことにより、よりリスクを低減させることが可能になりますので確認していきましょう。

 

資産の分散

資産の分散は値動きの異なる複数の投資対象を組み合わせて投資を行いますが、それによって価格変動リスクを低減させることができます。
主な分散の方法として、債券や株式などの資産の分散、そして国内、先進国、新興国など国や地域を分ける地域の分散があります。

 

通貨の分散

国によって使用する通貨は異なりますが、円で資産を保有するだけでなく、米ドルや豪ドル、トルコリラ、南アフリカランドなど、先進国や資源国、新興国などに通貨を分散させることで円の価値が下がった時のリスクを低減できます。

 

時間の分散

まとまった資金を一度に投資するのではなく、積立などを利用して一定額を定期的に投資して行くことで一時的な価格変動に対するリスクを分散させることができるでしょう。
毎月投資する金額を一定にすることで、価格が低い時には多く、高い時には少なく購入することになります。結果として一定額ずつ購入するので、平均取得単価が安くなる効果が期待できます。

 

分散だけでなく長期的な保有が重要

短期での投資ではなく、長期で投資を続けることにより値動きの大きさが小さくなり安定的なリターンを期待することができます。
世界のGDPはこれからも上昇が予想されますが、GDPの成長と株式の時価総額は連動性があるので、長期的に見ると経済の成長で上昇するという考え方です。
また債券は利息が期待できるので、長期運用により利息を積み上げていくことが出来るという考え方と言えます。

 

価格変動に一喜一憂しないこと

資産形成のための分散投資を成功させるためには長期投資が基本です。
しかし下落相場の時に不安になって売却してしまうなど、長期投資が継続できないというケースもあるようですが、下落時は時間分散効果が発揮されるタイミングと考えましょう。
株価が下がっているなら多くの口数を購入できますし、平均取得価格を下げることができます。
メディアなどで悪いニュースが流れるので心理的に売却したくなるものですが、相場の変動に一喜一憂するのではなく長期で続けることを前提に行うようにしましょう。

 

自分で知識を深めて行くとさらに安心

長期投資は長い時間をかけて運用することですので、誰でも資産を形成していくことができるでしょう。例えば投資信託などで長期に渡り積立投資を続ければ、チャート分析や企業の決算書を読むといった必要も特に必要ありません。
ただし、理解を深めて行くことは大切ですので、もっと詳しく色々知りたい!勉強してみたい!という場合は将来の資産形成のために投資セミナーなどに参加してみると良いでしょう。

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