目指せ不労収入生活?!投資信託の分配金で生活することはできる?

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働かなくても定期的に安定してお金が入ることで生活できる、そんな夢のような生活は本当に実現できるのでしょうか。投資信託には分配金というものがあり、定期的に投資家に割り当てられるのでその分配金を利用して生計に役立てることもできます。ただし分配金だけで生活をするためには、毎月の生活に必要な金額が長く安定して支払われることが必要です。

投資信託は株や債券より気軽に始められると言ってもやはり投資商品です。価格変動に対するリスクもありますし、複数の投資家からの資金をまとめて運用するという形式でのリスクもあります。

それでも分配金で生活することを目指したいという場合に選ぶと良いファンドをご紹介します。

 分配金生活に適したファンドを選択する

 将来もらえる分配金の金額は予告されるものでありません。投資信託の分配金は計理ルールで分配可能な金額に限りがあり、運用実績によって変動します。そのため好きなだけ出してもらえるというものではありません。

ただ、比較的安定した分配が期待できるものとして毎月分配型のファンドがあります。

投資先も分配に可能となる原資を作りやすい債券やREITが多いことと、毎月決算が実施され分配金が出る期待が持てます。

分配金額だけで選択せず、安定的な投資対象であることが必要です。仮に新興国に不安がある時に新興国投資をしたり、または米国の不動産事情に何か不安があると言う場合に米国REITを選択するのは安定的とは言えません。世界情勢も知りながらファンドを選ぶのも大切です。

 余裕を持った投資額が必要

 分配金のみで生活するために、まず自分の生活資金はいくらかを把握1,800万円を20%で回すことが必要になります。ただし分配金は変動しますので、必ず毎回30万円が入ると約束されるわけではありません。

リスクを分散させるためにも投資対象の異なるファンドをいくつかに分けて持つほうが良いでしょう。

運用は必ずしも永遠に続くわけではない

 そして突然運用が停止するということも頭に入れておきましょう。無期限の信託期間のファンドであっても、人気が低下して総資産総額が縮小してしまえば維持できなくなり繰上償還という形で運用が終了します。

ファンドごとに繰上償還になる条件も違いますので、購入する前に把握しておくと良いでしょう。

純資産総額が30億円を下回るファンドはできるだけ避けたほうが無難です。

 リスクがあることはしっかりと認識しておきましょう

 毎月口座に入金があればうれしいですし、分配金で生活生計を立てることも場合によっては可能でしょう。ただしそのためには多額の資金が必要ですし、投資というリスクが背中合わせであることをしっかり認識しておきましょう。

何年も同じ分配金が出続くことはほとんどありません。

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