個人年金を選ぶ際には、ぜひ戻り率にも注目してみよう!

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加入する個人年金を選択する時、戻り率に注目して比較することも重要です。

個人年金によって戻り率は異なり、また戻り率によって老後にどれくらいの資金を確保出来るのかも変わって来るので、しっかり確認しておきましょう。

個人年金の戻り率って?

個人年金の戻り率とは、支払う個人年金保険料に対してどれくらいの受給金額があるかというのを表した数値です。
「返戻金(へんれいきん)」と呼ばれることもあります。
従って戻り率が高い個人年金ほど、老後に受給される資金が多いということになります。
戻り率が低く、支払った保険料がほとんど還元されない個人年金もありますので注意しましょう。

個人年金の戻り率の計算方法

個人年金の戻り率は計算して算出出来ます。
計算方法は至ってシンプルで、以下の計算式で割り出すことが出来ます。

受給される個人年金の総額÷支払った個人年金保険料の総額

例えば、20歳の方が60歳までの40年間、毎月10,000円の個人年金保険料を納めたとします。
そして40年間月々10,000円を支払い続けると、年間500,000円の年金を10年間受給出来るとしましょう。
この場合、40年間で支払った保険料は4,800,000円となります。
そして受け取れる年金は500,000円×10年で5,000,000円です。
この個人年金の戻り率は、5,000,000円÷4,800,000円=約1.11ということですね。
もっと分かりやすく言うと111%です。
このように、戻り率は100%を超えることもあるのです。
若い内から個人年金に加入していれば、支払う年数が長くなります。
その代わりに、高い戻り率を設定している個人年金も多くなるのがメリットです。
20代から個人年金に加入すれば戻り率が130%を超える場合もありますので、すぐ加入しなくとも若い内から選択肢として知っておくことは大事です。

個人年金には戻り率以外にも注目するポイントがたくさんある

個人年金は、基本的に戻り率が高い保険商品です。
ただそれ以外に、様々な保証を付帯出来る点もメリットとなっています。
5年や10年などの期間を設定でき、その期間は確実に年金が受け取れる「確定年金」や、満期に達する前に一部の年金を受け取れる個人年金もあります。
また、もし年金を受給している途中で本人が亡くなっても、残りの年金を家族が受け取れる個人年金もあります。
受給が始まる前に本人が亡くなってしまったとしても、これまで納めた保険料が「死亡給付金」として家族に支払われるものもあります。
戻り率の高さ、そしてどれだけ特典が付いているかを比較しながら、総合的に1番リターンが多い個人年金を選択しましょう。
また、個人年金に加入する前に各保険会社の返戻率を計算して比較することも出来ますので、1番良心的な保険会社を見極めてから加入しましょう。

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