結婚してからのお金の管理はどうするのが一番?

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新生活をはじめる前に考えておきたい家計管理の方法

 他人と他人、家と家が繋がる結婚。もともとは他人同士だからこそ、老後まで揉めることなく一緒に過ごすためにもシビアな世界になるお金の管理についてはしっかりと決めておく必要があります。

  

他人だから違う生活習慣や考え方ですれ違わないように

 恋愛中は見えてこなかった相手の生活習慣や考え方の違いに戸惑うこともあるでしょう。特にお金についての考え方については、そのまま生活に直結します。住まいはどうするか、子育てや定年後の生活というように一生切っても切れない問題になるのがお金の問題です。

 これからお金をどう使い、貯め、運用するかなど将来に向けてのライフプランを考えることはとても大切です。

 唯一お金が貯まりやすい結婚直後

結婚する前後は、結婚式などの費用が必要だったり、新婚旅行に行く人はさらに大きなお金が必要です。独身の時は多少の無理があっても大丈夫だったかもしれません。しかし結婚してからは同じ感覚は捨てましょう。

結婚直後は一番お金を貯めやすい時期です。子供を授かり、妊娠、出産、育児となるとそれぞれにお金がかかります。これまでは働いていた女性も仕事を休業、もしくは退職することになるかもしれません。

収入や生活スタイルにもよるでしょうが、最低でも収入の2割は貯蓄にまわせるようにしましょう

  家計費はどちらが払う?

 夫婦が共働きの場合、収入が2つあるわけですからどのように家計を補っていくかを検討しましょう。方法としては次の3つです。

  2人分の収入を合算して財布を1つにする

結婚後に子供を授かったときに妻は退職するということを検討するならこの方法が良いでしょう。いずれ仕事に復帰したりパート勤めする予定があるなら、妻の収入は貯蓄や運用にまわせればベストです。

  収入はそれぞれが管理して割合分を負担する

お互いが独立して事業をしている場合など、経済的に独立している相手同士が結婚した場合にはこの方法が良いでしょう。財布を別にすることで仕事のためにかけることができる費用なども相手に気兼ねすることなく使えます。

  費用ごとに誰が負担するのかを決める

例えば家賃と水道光熱費などは夫が支払い、毎日の食費や消耗品の費用は妻が払うというように、費用別で家計を管理するというのも方法です。管理自体は楽かもしれませんが、携帯電話の料金など変動する費用の場合はどうするかなど決め事をしっかりしておかなければ揉めることになります。

貯蓄は目的別に目標を決めて

 例えばマイホーム資金や自動車購入費用、子供の教育費などについてのお金など、目的に応じて目標金額を決めて貯めていく必要があります。必要になるのは今すぐではなく10年20年先です。計画性を持って貯めることが大切になります。そしてもしも病気やリストラなどがあった時にはどうするかなどを考えておくことも必要です。

 いずれ訪れる老後に向けての資産運用

 自分たちが将来必要になる老後資金のための運用も視野にいれておく必要があります。運用は短期ではなく長期で検討するほうが家計を圧迫しません。

 運用先についてもリスクとコストが少なく信用できるものを選ぶほうが良いでしょう。

 まとめ

 結婚後にお金をどう管理していくかは、1人で決められることではありません。夫婦一緒に話合って、将来に向けてどう管理していくか計画を立てることが長く豊かな生活の保障に繋がります。

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